knjrの日記

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戦争中毒―アメリカが軍国主義を脱け出せない本当の理由

戦争中毒―アメリカが軍国主義を脱け出せない本当の理由

戦争中毒―アメリカが軍国主義を脱け出せない本当の理由

米国建国から911まで、米国の軍国主義の歴史をマンガで表現している。
内容は「戦争をしなくてすむ世界をつくる30の方法」と似ているが、その中から幾つか、米国がやってきたことを

  • 100年以上も前から、石油産業、砂糖・フルーツ会社などの資本家が安全に周辺諸国で投資を行えるよう、積極的に軍事介入していた。対象はニカラグアキューバホンジュラス、ドミニカ、グァテマラ、パナマ、メキシコなど。占領した後には、米国に友好的な独裁者と軍隊や武器を置き土産にしていた
  • 冷戦時には、朝鮮、ベトナム、ドミニカ、レバノングレナダリビアパレスチナなどの表立った戦争だけでなく、アンゴラモザンビークニカラグア、アフガン、その他中南米諸国などで、反米住民の抵抗運動を鎮圧するために、それらの国の軍隊へ裏で武器・軍事力を与えて戦争を煽っていた
  • 冷戦後もパナマ運河目当てに軍事介入したり、ソ連の脅威が小さくなれば軍事力を減らす(=軍事費の抑制)必要があるので、ソ連に変わる敵国をでっち上げた。表向きは「民主主義のため、自由のため、テロ撲滅のため」という理由で軍事力を行使する



本当に有り得ない話だ。不思議なのは一体、米国国民はどう思っているかだが、本書でも触れているように、大手マスコミが全てグローバル企業に所有されており、自分たちに都合の悪い情報を流さないためだけなのか。それとも無関心?考えることができないように去勢されている?。