- 作者: デービット・カラハン,小林由香利
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2004/08/27
- メディア: 単行本
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本書でも、うそつき社会の原因が幾つか述べられているが、それらに共通するのは、トップと一般の所得の格差があまりにも開きすぎること、平均的なレベルの所得レベルが生活に余裕がない程度まで下がってしまっていること、ずるをしてもそれを検出する仕組みが薄いこと、ずるへのペナルティが大きくないことなどが上げられる。
要は多くの米国民は『嘘をついても見つからないだろうし、それよりは得られる見返りが非常に大きい』と思っているため、そのような社会になっているようだ。
日本でも自民党政権の時には、急速に米国型の社会に向かいつつあったが、政権が変わって本書のような米国の現実を反面教師として政策を進めて行って欲しい!