knjrの日記

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不況学の現在

不況学の現在

不況学の現在

本のタイトルを見て、不況を「学問」として捕らえていることに興味をそそられて読んでみた。


実際に読んでみると…

  • 不況の歴史的背景の説明が長くて退屈だったが、産業革命以前(19世紀半ば)までは”供給不足”が世界的な問題であり、現在の問題である”不況=需要不足”は、人類的には歴史が浅いという説明は面白い
  • 一番期待してた、”不況の内容や要因”を「学問」レベルに明確に分類、説明しているかという面については少々ガッカリ。というか、やはり複雑すぎて無理なのだろうと思う。一例として、本書でも取り上げられている「米国のベビーシッター協同組合※」のような極めて単純な例でさえ、当初予想したモデルと人々の実際の行動とが食い違ってくる。経済学は難しい



※以下のサイトを参照
http://d.hatena.ne.jp/hikoukenai/20091017/1255751560
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090216/186179/
http://realwave.blog70.fc2.com/blog-entry-177.html