knjrの日記

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京王6000系 競馬場線から引退

9月26日の日記でも触れていた京王6000系の運用ですが、京王電鉄から正式に引退のアナウンスも出ました。
引退は多摩動物園線の3月末(詳細未定)だそうで、競馬場線と本線は先週末(1/28)に運行終了だったようです。


1月の競馬場線での運用中には「さよならヘッドマーク」をつけていたようですが撮影に行けませんでした。
今回は12月末に撮影していたものをアップロード。





6000系は旧塗装が似合います。



府中競馬正門前から東府中まで乗車。


また元の場所に戻り、西陽をあびる電車を見送り


前回もお伝えしましたが、地方私鉄への譲渡もないようです。その辺は「Techsignt 京王の象徴アイボリー電車まもなく引退<前編><後編>」が詳しく書いてありました。
一部引用しますと。。。


広報担当者によると、確かに今年9月現在で6000系を譲渡した例は一件もなく、全て廃車しているという。廃車後は東京・稲城市にある京王電鉄若葉台検車区にて解体作業が行われ、車体に使用されている鉄をリサイクルするとのことで、その他の部分については基本的に廃棄したり、「鉄道部品」としてファン向けに販売されるものとみられる。

5000系より新しい6000系は、なぜ譲渡されないのか。京王電鉄によると、車体の大きさがネックになっているという。

5000系は1両あたりの長さ(=車長)が18mの「中型車」であったが、6000系は1両あたり20mの「大型車」を採用している。現在、都市部の通勤電車は殆どが20m車で、それを連結し8両編成や10両編成などで運転している。

それに対して、旅客輸送者数の少ない地方の鉄道では、1両編成や2両編成が主流だ。従って車長も18mの車両が多く、20mだとホームをはみ出してしまったり、エネルギー効率が悪くなったりと、何かと都合が悪いのだ。そのため、6000系のような大きな車両の需要がないということだ。

京王電鉄によると6000系を欲しいという地方鉄道会社からの申し出は一件もなく、今後も譲渡の予定はないという。6000系より20年以上前に製造された5000系が今も現役で走り続ける一方、6000系は半年後には全て廃車となり、スクラップされてしまうのだ。立派すぎるゆえに再使用されずに廃車とは何とも皮肉なものだ。



社内は駅にも引退記念ポスターが掲示されています。ポスターを見て気がつきましたが、6000系のデビューと私の出生時期がほぼ同じでした。6000系自体は、あまりに平凡なデザインで好きな車両ではありませんが、幼心から当たり前のように見慣れていたものが無くなるというのは何となく淋しいものです。