knjrの日記

登山、鉄道、写真、カメラ、旅行、読書記録などの思いつくままに

原発がいらない「20の理由」

震災後に原発関連の本を読んでみて、今まで自分が知らなかった原発放射能についてのイロイロなことが分かってきた(知る努力をしなかった自分に反省)。この日記で最低限の要点だけ書いているつもりだが、文字を書くのが本業ではないし、プライベートの時間で、特に今は育児も重なり...それらを的確にまとめるのは非常に難しい。


ネットでこれらがまとまったサイトがないか探していたが、情報が古かったり、細かすぎたり、主張が明確でなかったりと一長一短であることが多かった。そんな中、非常に読みやすく、かつまとまっている作家の山田耕さんのブログが見つかったので、ここで紹介したい。


その名も原発はいらない「20の理由」』


その1の冒頭から引用させていただくと...↓


 3月11日の大震災以来、このコラムではずっと、原発事故についての僕なりの考えを書いてきた。あれからもう2ヵ月半が経った。書き始めたころ、3ヵ月ほどあれば、荒れ狂う原発も少しは落ち着きを取り戻すのではないか、と思っていた。甘かった…。


 いい兆しは何もない。それどころか事態は悪化するばかり。メルトダウンは3基の原子炉に及び、4号機では、水素爆発の原因さえつかめぬ有様。高濃度汚染水はほとんど溢れんばかりの様相となり、それを処理する方策の糸口さえ見つからない。
 そして何よりもひどいのは、放射線量の規制値のデタラメさ。汚染地域の子どもたちは、何の説明もないまま今も被曝し続けている。すでに夏日となったにもかかわらず、体育館の中で運動をしている子どもたち。長袖シャツを着てマスクをし、グラウンドでキャッチボールをしている中学校の野球部員。ほとんどブラック・ジョークだ。その異様さに、行政は、文科省は何も感じないのか?
鬼め。
 いや、福島県の高濃度汚染地域だけの話ではない。関東地方の農作物からも、次々に基準値以上の放射線量が検出される。


 それでもまだ「原発以外の電源だけでは電力不足」「日本復興のためにより安全な原発を」などという連中がいる。自民党では、原発推進派議員が集まった新しい政策会議「エネルギー政策合同会議」、民主党も含めた超党派で「地下式原発推進議連」が発足。もうどうしようもない。
 ネット世界でも「煙草や酒のほうが放射能よりよっぽど害がある」「ストレスのほうが放射能よりもガンの原因だ」などと、いまどきマッドサイエンティストだって恥ずかしくて吐けない言説を振り回す人物が、けっこうな人気を集めている。
 かつての人気漫画『がきデカ』の主人公・こまわり君なら「死刑―っ!」と叫ぶところだ。本気で腹が立つ。


 しかし、そんなヤツラを相手にしていても仕方がない。さすがにどんな世論調査でも、原発反対が賛成を20%ほど上回りだした。毎日のように、僕ら自身の上に降る放射性物質を考えれば、当然のこと。


 もう一度、冷静に「原発」を考えてみよう。原発に疑問を持ち始めた人たちに、僕がこれまで懸命に調べ考えてきたことを整理して、「なぜ原発はいらないのか」という、僕なりの考えを伝えたい。
 それがこの「原発はいらない20の理由」だ。



以下にその1〜4へのリンクと、取り上げられている「20の理由」をあげておく。

原発はいらない「20の理由」(その1)
(1)原発は地域社会を崩壊させる
(2)原発マネーが地域財政をいびつにする
(3)原発は人々を豊かになどしない
(4)日本の原発事故は連鎖する
(5)原発地震にさえ耐えられない


原発がいらない「20の理由」(その2)
(6)「ウソつき」に原発はまかせられない
(7)反原発派は脅される
(8)東電が全原発を止めても電力不足にはならなかった…
(9)「原発電力が3割」はほんとうか?
(10)原発をチェックできない規制機関


原発がいらない「20の理由」(その3)
(11)原発が「多重防護」で守られているという妄信
(12)放射性物質放出の恐怖
(13)「内部被曝」こそ危険
(14)活断層上の原
(15)「発送電分離」で原発はいらなくなる


原発がいらない「20の理由」(その4)
(16)自然エネルギースマートグリッド
(17)代替エネルギーはたくさんある
(18)原発の電気代はものすごく高い
(19)諸外国は脱原発