- 作者: 武田邦彦
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2011/05/14
- メディア: 新書
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福島の事故では、制御棒の挿入によって核分裂(臨界)は停止できたが、核崩壊の熱による燃料棒の破壊・融解による水素と水蒸気の発生によって爆発が発生し、放射性物質が流れ出した。高温の燃料棒が酸化して、水素を発生させる可能性を専門家が見落としていた、もしくは認識が甘かったということ(吉井議員らによる指摘を軽視していた)。
ちなみにチェルノブイリの事故では核分裂(臨界)を制御することができなくなり爆発を起こしている。ここが大きな違いではある。
核分裂と核崩壊については、
http://physico.tea-nifty.com/chu/2011/04/20-4b6c.html
がわかりやすい。