knjrの日記

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TPPに大手マスコミが賛成を表明する理由

アメリカは勝手な国だから相当押し付けをしてくる。アメリカが上手いのは日本のマスコミ対策。アメリカと交渉するときは、必ず日本の中で後ろから玉が飛んでくる。今の状況も同じで、日本のマスコミは全てTPP賛成である。これはアメリカがマスコミ対策をした結果である。日本は米国マスコミに対してそれができない。そんな背景もあり、日米交渉に関して日本の交渉力が非常に弱い。」


これはTPP参加慎重派の榊原英資氏(青山学院大学客員教授。元大蔵官僚、経済学者)の発言である。

↑ビデオの5分20秒頃からを見て欲しい。榊原英資氏は官僚時代に2年ほど米国と保険交渉したときの経験を踏まえての発言である。


その他にも
アメリカがグロバリゼーションと言うときには、それはアメリカナイゼーションである。TPPは日本の制度を全てアメリカ化するということだ
・外圧を使って日本を変えることは、かつては有効だった。だが今、日本が維持すべき日本的な制度まで壊れてしまうこをやってしまっていいのか
・TPPは、アメリカとオーストラリアが、(巨大なマーケットになった)アジアの統合に対して、俺達も入れてくれといっているのである。それを知っているで、中国は冷ややかに見ているし、韓国は飛び乗る気配はない
アメリカ政府が交渉する場合は、以前からアメリカ企業の利益を反映して交渉してくる。保険交渉では後ろにAIGがついている混合診療を押して民間保険に入れといってくるだろう。今の日本の健康保険制度や医療制度に問題がないわけではないが、日本には医療制度があまねく国民全体にいきわたっているという良い点がある。それは守らなくてはならない
・今の日本は十分に開国している。米のような例外はあるが、関税率の平均は、先進国の中では日本が一番低い

など、TPPを考える上での参考に