震災から1年が経過した。小さな子供の成長を近くで見ているせいもあり、長かったようで短い1年であった。あらためて犠牲になった方々の冥福をお祈りしたい。
さて自分にとって震災から学んだ事は何か考えてみた。よくよく考えて辿りついたこと、それは『全ての事に疑問を持ち、関連する情報を入手し、自分で考える事』である。
震災前には、当たり前だと思っていたことが、実は疑問符だらけだったということである。例えば...
「原発は事故を起こさないだろう」
「政府や官僚は国民の利益を優先に動くはずだ」
「マスコミは国民に真実を伝えるために動くはずだ」
「裁判所や検察は正義の味方である」
のようなことである
この1年間の原発事故後の政府・官僚・マスコミの対応、(古賀茂明氏や高橋洋一氏など)元身内からの官僚の実態の暴露、村木厚子さんや石川知祐議員への検察の取調べ、上杉隆氏や長谷川幸洋氏などマスコミ関係者による記者クラブの実体暴露などを追っていけば容易に、同じ結論にたどり着くことができるし、実際に同じ考えに辿りついた人も多いと思う。
ネットを中心に、震災前から気づいている人も多かったと思う。ただ自分はこのような面については思考を停止していた。大きな反省である。
自分が今一番懸念していること。それは我々が思考停止して目の前の問題を放置し、官僚、政治家やマスメディアに事を任せておくと、我々の子供の世代では更に歪な社会構造になってしまうことである。
そのためにも我々は、まずは低俗なテレビ番組を見る時間削り、本やネットで自ら情報を収集し判断するべきではと。