knjrの日記

登山、鉄道、写真、カメラ、旅行、読書記録などの思いつくままに

資本主義崩壊の首謀者たち

資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書 489A)

資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書 489A)

今回の金融危機以降に、やっと広瀬隆氏の新刊が出た。書店にも山積みで置かれていた。

など、我々庶民が知りたいことを”スパッ”と書いてくれている。


今後の日本についての提言もある。
このままでは米国の借金の肩代わりをさせられるので『勤勉に働いて、なるべく日本国内で作って、安全なものを買い、ゆとりがあれば米国ではなく、アジア、アフリカ、中南米、東ヨーロッパなどの苦しい国を援助するように切り替えてみては』と。全くその通りである。
また米国の新聞に掲載された一コマ漫画が本書中に幾つか取り上げられている。これも本質をついたものばかりを集めてくれており非常に面白い。


それにしても※に書いたようになってしまうのは、一体なぜだろう。今の金融システムの良いところも悪いところも全部知っているから任せているのか?米国には手が汚れていない適任者がいないのか?それとも裏の手が回っていて、他からの人間は入れないのか?