普段は世界遺産については、あまり意識していないが、折角の機会であるので、熊野古道を歩いてみる事にした。
古道ルートはいろいろあるようだが、今回は紀伊田辺から熊野本宮へ向かう1日ルートである。
- コース:野中一本杉バス停→継桜王子→中川王子→子広王子→熊瀬川王子→(わらじ峠)→岩神王子(岩神峠)→湯川王子→(三越峠)→猪鼻王子→発心門王子→水呑王子→伏拝王子→祓戸王子→本宮大社
- 距離:21.5Km
- 累積標高:1100m
- 行動時間:6時間30分
コースの詳細は和歌山県街道マップを参照のこと。ルート地図はその1とその2の2枚です。
より大きな地図で 2010年9月熊野古道(中辺路) を表示
ブッダゲストハウス口熊野を朝6時に出発。紀伊田辺駅バス停から本宮大社・発心門王子行きのバスに乗ります。連休ですが、バスには10人ほど。途中のバス停で少しずつ乗客は増えてきました。古道途中の民宿で宿泊する人も多いようです。バスは途中でほぼ満席になりました。
1時間ちょっとで野中一本杉バス停に到着。ここで下車するのは私ともう1名だけ。皆さん、もう少し先からスタートするようです。私はここから継桜王子の古道へ向かいます。
継桜王子では「とがの木茶屋」の建物、特に屋根が見事です。残念ながら茶屋は閉まっていました。
子広王子までは、雰囲気のよい舗装路を歩きます。
子広王子からは未舗装路の山道です。標高差が約200mくらいのアップダウンが続きます。
古道は↑のような雰囲気です。ペルーのインカトレイルのように、ずっと石畳ではありません。ただ道脇の苔がきれいでした。
この辺に多い「**王子」という地名ですが、Wikipediaによると
とのこと。本ルート上も**王子にも、社や社跡が見られます。写真は猪鼻王子。
王子(おうじ)は、王の子弟として出生し王位の継承権を有するが、まだ王として即位してはいない男子のこと。またはその称号。また転じて日本の神仏の名にも用いられ(王子信仰)、そこから派生して日本の各地に地名として点在している。
発心門王子には世界遺産の石碑が
ここからは再び舗装路に。発心門王子から本宮までのお手軽ルートを歩く人が多いようです。
ルート上にはいろいろな花が咲いていました。
舗装路に入ってあまりの暑さに、茶屋のかき氷で一休み。今回は9月で暑さも一段落でまだましです。8月ですとこの標高(最高地点でも標高650m)では、かなり暑いので、お勧めはできません。
ルート上には、茶屋も若干あります。
本宮まであと一息。唯一の展望ポイントから大鳥居を眼下に見下ろします。
かな〜りの早歩きで、スタートから6時間半で本宮へ到着。
汗を流しに、湯の峰温泉へ。
本宮前のバス停から新宮行きのバスで移動します。
湯の峰温泉の公衆浴場でスッキリ。
(実はここの「つぼ湯」は唯一の湯の世界遺産だそうです。帰ってから知りました)
温泉脇では生卵を売っています。温泉卵が12〜3分でできます。
15:30発のバスで紀伊田辺駅に戻りました。
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