knjrの日記

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放射線量計測情報

東京周辺の放射線量計測情報について調べてみました。


公の機関としては
東京都健康安全研究センター「東京都新宿区百人町」における測定結果
・埼玉県:さいたま市における測定結果
・千葉県環境研究センター:市原市の測定結果
横浜市横浜市内の測定結果
その他、個人で所有されているガイガーカウンタでの測定値を公開してくれている方々もいらっしゃるようです。
「東北関東大震災・非公式・放射性物質モニタリングポストMAP」


いろいろなサイトと見てみると、計測単位に「グレイ」と「シーベルト」という2種類あることがわかります。調べてみたところ、放射線被曝者医療国際協力推進協議会の「放射線の基礎知識」に分かり易い説明がありました。


グレイ(Gy)とシーベルト(Sv)はどう違うのでしょうか?

 Gyという単位は、物理的な量を表す単位で、例えば「人体に放射線によりどの位のエネルギーが与えられたか」を表します。しかしながら同じエネルギー(線量)が与えられても放射線の種類によって生物に与える影響が変わることが知られています。これを補足するために、Svが使われます。

  Sv=放射線の種類による生物効果の定数×Gy

で表されます。したがって、Svは被曝の影響を議論する際に使われ、現在の放射線障害防止法もこの量に基づいています。このためGyが物理量の単位と呼ばれるのに対し、Svは防護量の単位と呼ばれています。この定数はガンマ線ベータ線に対しては1で、中性子線、アルファ線重粒子線などになると5から20の値をとります。したがって、JCOの事故のように特殊な例を除いて、通常の被曝はX線ガンマ線が主ですのでGy=Svと扱ってかまわないことになります。

とのことで、グレイ=シーベルトと考えてよさそうです。


その他として、以下のサイトも分かり易く説明してくれています。ご参考まで
独立行政法人放射線医学総合研究所「東北地方太平洋沖地震に伴い発生した原子力発電所被害に関する放射能分野の基礎知識」
GigaZine「「ミリシーベルト」「マイクロシーベルト」とはどんな単位なのか、どのくらいから危険なのか?放射線量計測単位のまとめ」