knjrの日記

登山、鉄道、写真、カメラ、旅行、読書記録などの思いつくままに

さらに続報 古賀茂明氏


改革派官僚として知られた経済産業省の古賀茂明大臣官房付審議官が28日、自分に対する退職勧奨問題をめぐって海江田万里経産相と「直接対決」した。


 結果はどうだったか。結論を先に言えば、なにも決まらなかった。


 古賀によれば、海江田は「最初からにこにこしていて、とても友好的な雰囲気だった」そうだ。そして「これからも何度か会おう」と言った。だが、古賀が求める「仕事」は与えなかった。

↑は現代ビジネスの「改革派官僚「退職勧奨」直接対決で問題先送りした海江田経産相。本当に辞めるべきは古賀茂明氏ではなく、松永事務次官だ」から引用した。


古賀氏はついに海江田大臣と話す場を持つことができたが、何も決まらなかった、いや大臣が決められなかったようだ。


本日のニュースを見ると「海江田経産相:進退問われ、涙」の状況のようだ。自分もこの動画を見たが、かなり精神的にまいっているようである。こんな状態では、まともな意思決定など、とても無理だろう。自分のためにも国民のためにも、早く休養したほうがよい。


古賀氏のほうは、相変わらずのネット上で主張されています。


今の政府の最大の問題点は、「政治主導、政治主導」という割には、そもそも政治家がしっかりしていないことなのですが――いくら政治家がやる気を見せたとしても、なかなか官僚がそちらを向いて仕事をする仕組みになっていないからです。


 基本的に役所にいると、大臣とか総理を見るよりも、事務次官を見て役所のために役所の利益を拡大するように働くと、それで昇進するという仕組みになっている。だからそこの仕組みを変えないといけない。


 例えば小泉改革で、郵政民営化道路公団の民営化、あるいは政策金融機関の統合をやって、「ああ大きく動いたな」と思っても、小泉さんがいなくなった途端にダーと後退してしまうというようなことが起きる。


 だから、たまたま強い人がいたから総理の考える方に動いたということではなくて、どうやって(官僚が)制度的に総理や大臣の方を見ないといけない仕組みをつくるか、それが公務員制度改革の本筋だと思うのです。

続きは「【特別対談】古賀茂明vs高橋洋一(後篇)かくて民主党政権は官僚の手に落ちたこのままでは安易な増税路線に突き進む 」から。民主党が公務員改革をできなかった理由がよくわかります。