knjrの日記

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原発をどうするか、みんなで決める――国民投票へ向けて

前回の日記で紹介した都民投票を主導している【みんなで決めよう「原発国民投票】の事務局の今井ー氏、賛同人の飯田哲也氏などによる岩波ブックレット


本書によると、世論調査で「大事な問題について政治家に任せるのがいいか、国民投票で決めるのがいいか」を聞くと、NHKの調査では8割以上が、朝日新聞では73%が国民投票がいいといっているとのことだ。


それでは政治家はどう思っているのか。8月に各政党に「原発国民投票についての公開質問状を送っている。その回答は、民主:回答なし、自民:反対、公明:賛成できない、共産:反対、社民:回答なし、みんなの党:賛成 (詳細はこちら)。要するに素人は黙っておけ、プロである自分達に任せておけというスタンスである。


政党(政治家)が国民投票に反対する理由は原発既得権益をくっついていることもあるが、それよりも物事を決める権利を奪われる事への恐怖心強烈な愚民意識である。市民になにが分かるのか、黙って俺達の言うとおりにしろと思っているからである。



今までのように、政治家に任せていては何も変わらない。


京都大学小出裕章氏の言葉から


多分、時がたって、未来の世代は、私たちに聞くと思いますよ。あの時、お前は何をしていたと。聞くと思いますけれども。まあ私はたしかに力がなさすぎて負け続けたし、今も、国や電力会社の主張、宣伝ばっかりが、みなさんに届いているわけで。私の声なんか、まあほとんど、無力だけれども。それでも私は、自分のできることはやったと言いたいんですね、その時の。