世間の関心は領土問題に向いているが、消費税増税問題と本書が取り上げている検察暴走の問題は忘れてはいけない。
- 作者: 森ゆうこ
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2012/05/26
- メディア: 単行本
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- (2009年の総選挙直前に、検察(+国家権力)が陸山会事件を仕掛けたのは...)小沢一郎さえ倒せば、たとえ政権交代したとしても、民主党はまだ若い政党なので、官僚がいいように政治家をコントロールして、改革を骨抜きにできる。政権交代を防ぐこと、さもなければ有名無実化すること。それが敵の狙い。
- 森氏のことを「小沢一郎の子分」「狂信的な小沢信者」と見ている人は多いが、そうではない。森氏が本件を追求した理由は「師弟愛」ではなく、こんなことを認めたら日本の民主主義が危機に陥ると本気で考えていたからである。今のままでは、国会議員は検察にターゲットにされたら終わり。全く身に覚えのない罪で捜査対象になり逮捕されれば、捜査過程に勝手な情報をリークされ、メディアスクラムで「クロ」の印象を広められる。そうなれば一瞬で政治生活を奪われる(まさにカレル・ヴァン・ウォルフレン氏が「誰が小沢一郎を殺すのか?画策者なき陰謀」の中での「人物破壊工作」である)
- 検察がやったことは冤罪というレベルではなく、「検察が犯罪をつくる」という非常に悪質なもの。具体的には、捜査報告書という有印公文書を偽造し、検察審議会に働きかけて起訴議決を出させ、刑事被告人を作り上げる。
※森氏の最近の国会での質問
●参議院 予算委員会 2012年07月10日
http://www.youtube.com/watch?v=l5HvhsYqLQg#t=12m20s
●参議院 予算委員会 2012年07月24日
http://www.youtube.com/watch?v=Sh2c7hcwWW8#t=2m50s
●参議院 法務委員会 2012年7月31日
http://www.youtube.com/watch?v=-Rhd0--eLpM