knjrの日記

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悪口を言う人は、なぜ、悪口を言うのか

  • 人間は誰でも「自己愛を満たされたい」と思っており、自分が大切にされていると思えないと腹が立ち、イライラし、ストレスが溜まり、どこかで吐き出したいという欲求が出てくる。それが他人への悪口や暴力行為になって表れる場合がある。特に今の日本社会は、お互い相手のことを認めない社会になってきて、「自己愛」が満たされにくくなってきている。特にこの20年間は多くの人が自信を失い、気持ちの安定を失い、他人のことを認める余裕がなくなってきている。
  • 悪口を言っても、社会で成功者になるのは難しい。悪口を言って他人の足を引っ張っても、自分が成長するわけではない。でもライバルが能力が上であれば、その人が成功してしまう。多くの人は悪口を言っても何の得にもならないとわかっているのに、他人の悪口を言うのは、他人を叩けば心理的にすっきるするから。すなわち悪口を言うことによって「自分のほうがあいつより上なんだ」という幻想を抱くことができるので、ハインツ・コフートのいう「自己愛」が満たされるから。
  • 悪口を言わなくするには、無理やり自分の行動を規制するよりも「悪口を言う気がしなくなる」状態にすること。自己愛を満たすこと。すなわち自分が他人からうらやましいと思われるくらいの存在になること
  • 悪口と批判は違う。悪口は感情任せで根拠がないものが殆ど。悪口をを洗練した批判にするには、まず根拠を調べること。